通じ合わないひと


昨日のましゅまろ、私の周りの人が少なからず何かしらを考えてくれたという点においては、とてもいいきっかけではあるなと思っています。

欠伸をしつつ今日もTwitterを眺めていたら、「アーカイブ勢は要らないってことか?」みたいなお気持ちツイートがありました。


あぁ、なるほど、伝わってないなぁと。


今日はそこら辺を考えてみたいと思いました。
一人の配信者の考え方とスタンスです、全てのVtuberや配信者、リスナーなどなどこのコンテンツに関わる人に当てはまるものではありません。



「配信をリアルタイムで見る」「リアルタイムで見ている配信にコメントを残す」の二つは相当リスナーの方にとって準備と気合いのいる作業だと思います。
それが事前告知無し、2時間前くらいに突発でやりますー!みたいなのであれば尚更。その2時間後にやる予定だったものを取っ替えて、配信見て、その内容に対してリアルタイムで考えて感想を残すんだから、そりゃ大変ですよね。短めの読書感想文の連続ですよ。

だから、それができる人、続けてくれている人の名前やTwitterアカウントは覚えますよね。
そうでなくても、目の前でコメント欄が動けば「見ている人」を名前と紐付けて可視化することが出来る。
これについては、コメントせずに見ている人に対しては「ただの同接数」にしかなっていないんですよね。殊更、私は同時接続数なんて滅多に見ないのでコメントに残っている名前しか覚えられません。


じゃあアーカイブ勢が要らないのか。
これはまた別の問題なんですよ。


様々な理由から配信をリアルタイムで視聴できないなんてことはよくあります、多々あります。そのためにYouTubeはアーカイブを残すというシステムがあって、我々配信者はアーカイブを残すのです。言わば、テレビ局側から提供されている番組の録画みたいなものです。見逃し配信、最近そういうの増えましたよね。

そのアーカイブ、録画ファイルの視聴の内訳について、配信者はYouTube Studioで「数字」として確認することができます。
ただ名前までは分からんのです、言わば、コメントを残さずに見ている人達と変わらんのです。20代女性とか30代男性とか、属性は見えるものの、これはあくまで総数の話です。それがアーカイブなのか配信当時なのかという差はないんですよ。

だからアーカイブで見ている人が配信をリアタイした人と同じくらい名前や認知をして欲しいなら、「コメントを残して強制的に名前を残す」ほか無いんです。もしくは、Twitterでリンクやタイトルをつけて、感想をつぶやくとか。そういうの。


で、ここまで来るとなんとなーく言いたいことが伝わって欲しいなと思うのですが。


該当ツイートの方が、もし「アーカイブ勢になんか興味無い」とかそれに類することを直接言われたのであれば、もうなんかご愁傷様ですとしか言いようがありません。それはもう配信者側が100%悪い。それは断言します。
ではなくて、「アーカイブ勢としての自分を推しがなかなか見てくれない、覚えてくれない」という思いからのツイートであれば、同じことを推しにしていると認識しなければならないと考えます。貴方も推しに対して「数字」としての存在主張しかしていませんよね?と。

配信者側からすれば
「この人なんかTwitterでは推してるって言うけど、なかなか配信とか時間合わないし、コンテンツは見てないのかもなぁ。」
と思っても仕方がないんですよ。リスナーの名前と存在を紐付けるには、現代の配信プラットフォームでは情報が足りないんです。1秒でも覗きに来た視聴者のアカウント全部見せろ、なんて言えないんですから。


簡単な話です。
アイドルに自分の名前を覚えてもらうには、並居るファンと同じように握手会に行くだけじゃダメなんです。関係会社に就職して、直接会うことが何よりもの認知です。だからアイマスで我々はプロデューサーになるんです。一番近くで応援したい人を応援できます。


買ったCDを家で聞いている人。
買ったCDの感想を手紙にしたためて送る人。
CDをたくさん買って握手会に来る人。
握手会を開いてアイドルの周辺を守る人。


貴方が当事者のアイドルであれば、どの人の名前を一番最初に覚えますか?

鶴葉の手控

Vtuberとして、山伏として。 日々忙しい鶴葉のてびかえ。 日記だったり、お話だったり したためていく場所です。

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