甘い言葉、強い言葉、素敵な言葉。
その全てに甘えて生きている自身の存在に心底嫌気がさすことがあります、成人済みロリVtuberの鶴葉です。
端的なタイトルで分かりやすく、今回はちょっと言葉について考えてみようと思いました。
その発端となったのはとある漫画の、全く本筋じゃない部分でした。
「時間に遅れる」、これは元々自分に備わっているものだから仕方ないじゃないか、それを変えるためにうんぬんかんぬん。
私は古い時代を生きていたので、こういう感覚がよく分かりません。時間に遅れるのであれば、幾つも予防線を張るべきですし、それで相手方に迷惑を掛けるのは言語道断です。
ですが、この世の中というものはその幾つもの予防線を越えて尚時間に遅れることもあります。であれば、誠心誠意頭を下げて謝るのが道理でしょう。
開き直るなんていう選択肢が浮かぶ時点で、そもそも同じ生き物と考えるのが難しくなります。
そういう「多様性」とか「個性」とか、あまつさえ「病気」なんて言葉に甘えて相手を傷付ける行為を続ける人のなんと多いことか、嘆かわしい。とまでは言いませんがそういうのを見ると、ふあぁ、と溜息が出ます。
さて、似たような話をもう一つ。
「自分はサバサバ系なんですぅ」とか「思ったこと直ぐに言っちゃうんだよねぇ」とか。
言っておけば許される系の言葉を吐いて、さも「自分の言うことは全て本心であり、それが貴方を傷付けるようなことがあっても仕方ないですよね」という顔をする人間たち、が最近流行らしいです。
その前に人を傷付けるような可能性がある言葉を吐くのを辞めろ、という話です。
残念ながらこれに関しては私も覚えがあるので非常に胸が痛みます。
動画やブログは良いのですが配信はその場の反射神経ゲームです、頭の悪い私の繰り出す言葉はどれもこれも稚拙でどうしようもないものばかりです。
閑話休題。
なんて言ったって、「傷付ける」という言葉は自動詞のように見えてそうではない、「〜を傷付ける」という他動詞なんですね、言った側には判定する権限すら与えられていないんです。相手が「傷付いた!」と言えば貴方は「相手を傷付けた」という加害者になるんです。怖いですね、「りんご」って言ったら「私のどこがリンゴなのよ、傷付けられた!」なんて謂れのないとも言えなくもない加害者レッテルが貼られるんですって。
言う側と言われる側の立場をぐるっと回転させてみるのはどうでしょう。今の気分としては「何言っても加害者にされちゃう……」という言う側の圧倒的不利な状態ですから、有利ポジションに立ってみるのです。
「りんご」と言われた時「……ごりら?」と返すのがおおよそ正解と言っていいでしょう。りんご、としか言っていないのですから。
そんなもんなんですよ、言葉なんて。綺麗も汚いもない、ただのコミュニケーションツールなはずなのに、どうしてか甘えて縋って武器にして。所詮は人間が作り出した道具ですから、人を傷付けることが容易にできるものだった、というだけです。
強い言葉を使って支持を得る、感情的に言葉を並べて攻撃をする、悪意ある言葉を吠えて相手を貶めようとする。
本質はどれも同じで、何ら変わりはない。それがネットだと言う方も言われる方も顔が見えないから余計にヒートアップする。それだけの話です。
この文章が誰かを「傷付けた」のであれば私はその人に誠心誠意謝りましょう。なので、どうかもしあなたの意図しない言葉で「誰かを傷付けてしまった可能性がある」と思った時には直ぐに謝るのがいいでしょう。
その人が本当にただ傷付いただけなのであればきっと対話して相手のことをもっとよく知ることができるはずです。
運ゲーにおいて「くそざこ」とコメントで煽られメンタルがぐちゃぐちゃになってしまいマイクのUSBコードを壊した疑惑が浮上している系成人済みロリVtuberの鶴葉さんの独り言でした。
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